こんばんは。
ノンフィクション作家の与那原 恵さんが
昨日の日経新聞、プロムナードのコーナーに「ゆずられる着物」
そう、そう、と相づちを打つようなお話でした。
”「着物というのは不思議なもので、
周囲に着物を着ると宣言すると、どんどん集まってくる」”
どんどんとはいかなくても、たしかにそう思う。
”着物をゆずってくださるかたは
どの人も箪笥の中で眠らせるより着てもらったほうが
着物はよろこぶわ、と言う。 ”
私もそう言われてゆずられました。
今日伺った出張着付けのお客様からはこんなお話が。
お子様が生まれてからずっと着物を着ていなかったので
久しぶりに着物でお出かけの今日。
お支度ができがってくると
「あ〜なんだかクセになりそう。
お正月にも着たくなってきました。」
とつぶやかれたのを聞いて、嬉しかったです。
まだヤンチャなお子様がいらっしゃるけれど
「汚れを気にして大事に箪笥にしまっていてもつまらない。
どんどん着たくなってきました。」
そう、しまっているだけでも変色やシミが出てきてしまう着物です。
仕舞ったきりの着物がもしもあったら
さっそく広げて着てみましょう。
きっと着物は着てあげたほうが喜ぶと思います。
帰り道、黄色に染まった線路がきれいな今日でした。
それでは、また〜。