こんばんは。

ノンフィクション作家の与那原 恵さんが

昨日の日経新聞、プロムナードのコーナーに「ゆずられる着物」

というコラムを書いていらっしゃいます。

そう、そう、と相づちを打つようなお話でした。

”「着物というのは不思議なもので、

周囲に着物を着ると宣言すると、どんどん集まってくる」”

 

どんどんとはいかなくても、たしかにそう思う。

 

”着物をゆずってくださるかたは

どの人も箪笥の中で眠らせるより着てもらったほうが

着物はよろこぶわ、と言う。 ”

 

私もそう言われてゆずられました。

 

今日伺った出張着付けのお客様からはこんなお話が。

お子様が生まれてからずっと着物を着ていなかったので

久しぶりに着物でお出かけの今日。

お支度ができがってくると

「あ〜なんだかクセになりそう。

お正月にも着たくなってきました。」

とつぶやかれたのを聞いて、嬉しかったです。

 

まだヤンチャなお子様がいらっしゃるけれど

「汚れを気にして大事に箪笥にしまっていてもつまらない。

どんどん着たくなってきました。」

そう、しまっているだけでも変色やシミが出てきてしまう着物です。

 

仕舞ったきりの着物がもしもあったら

さっそく広げて着てみましょう。

きっと着物は着てあげたほうが喜ぶと思います。

 

帰り道、黄色に染まった線路がきれいな今日でした。

それでは、また〜。

この記事を書いた人

黒石直子

ご縁をいただき、東京大田区を中心に出張着付け師として活動していましたが、2023年9月より活動停止

“心も身体も軽やかに“
古いものを活用して気軽な着物や手仕事を楽しみながら、南久が原の自宅一階レンタルスペースでミニイベント・ワークショップなどで交流を愉しんでいます。喫茶室きもぷらも不定期開催中。

<一級着付け技能士 美容師免許>