こんにちは〜おそのです♪

90歳になる大正生まれの叔母から先日こんなに大胆な羽織を譲られました。

 

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昭和初期の頃のものだそうですが

手のひらよりも大きいほどの折り鶴が染められています。

黒字に輪郭がくっきり、凛とした折り鶴の形がとても美しい。

折り鶴には牡丹、梅、蘭、七宝つなぎ、青海波の色とりどりの文様。

菊に流水の地紋の黒色は、さすがに退色して炭黒色になっていますが、

羽裏の紅色は今でもハッとするほど鮮明です。

まだ10代の頃母親に誂えてもらった想い出の羽織だそうです。

 

 

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戦争で疎開させていた着物以外は全部焼けてしまったのよ・・・

と話す叔母から、背中に女紋が染め抜かれたこの羽織を譲られ

時の重みを感じずには入られませんでした。

今はこれを私が纏うことは考えられないのですが

私から又次の世代におくることができるといいなと思っています。

その時まで大切に預からせていただきますね。

*今日も最後までおつきあいありがとうございました*

 

この記事を書いた人

黒石直子

たくさんのありがたいご縁をいただき、東京大田区を中心に出張着付け師として活動してまいりましたが、誠に勝手ながら2023年9月よりリピーター様とそのご紹介様に限り着付けのご予約を承らせていただいております。ご理解いただけますようお願い申し上げます。

“心も身体も軽やかに“
古いものを活用して気軽な着物や手仕事、珈琲、抹茶、中国茶、紅茶、薬草茶、を楽しみながら、南久が原の自宅一階レンタルスペースでミニイベント・ワークショップなどで交流を愉しんでいます。お喋り喫茶室きもぷらも不定期開催中。マンツーマン着付けレッスンも引き続きご予約受付しております。それぞれご興味湧いた時にお問い合わせください。お会いできる日を楽しみにお待ちしています。

<一級着付け技能士 美容師免許>