こんにちは♪

帯結びの要となる帯締めですが、

締める時の手応えが好きなのは冠組です。

帯締めのタイプは、布地で綿をくるんで紐状にしている丸くげと

糸を組み上げて作る組紐の丸打ち、平打ちに大きくわけられますよね。

最近、着付けの仕事の時に

丸くげが正式なのよね〜?

とお祖母様からたずねられることが何度かありました。

冠婚葬祭の席だから正式にしたいという思いからなのでしよう。

確かに遡れば明治時代の廃刀令前までは、丸くげしが無かった時代があるのです。

刀の使用に必要であった組紐の技術が帯締めとして

使われるようになったという説を知って納得。

丸くげの方が先輩で格上ですか…

昔の着物生活を知っている方はそう思われるのかもしれませんね。

そうお母様から話された記憶が残っているのかもしれませんね。

昔の丸くげは長さが短いものが多く

今の帯締めのような形に纏められないことが多かったり、

糸が弱っていてほつれてしまうなどの

弱点があって扱いにヒヤヒヤしてしまいます。

2種お持ちの場合は丸くげでない方を使わせていただきます。

今の時代、組紐もお色次第では立派に正式なものに

なっていますのでご心配は無用ですもの(^^)

*今日もありがとうございました*

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この記事を書いた人

黒石直子

たくさんのありがたいご縁をいただき、東京大田区を中心に出張着付け師として活動してまいりましたが、誠に勝手ながら2023年9月よりリピーター様とそのご紹介様に限り着付けのご予約を承らせていただいております。ご理解いただけますようお願い申し上げます。

“心も身体も軽やかに“
古いものを活用して気軽な着物や手仕事、珈琲、抹茶、中国茶、紅茶、薬草茶、を楽しみながら、南久が原の自宅一階レンタルスペースでミニイベント・ワークショップなどで交流を愉しんでいます。お喋り喫茶室きもぷらも不定期開催中。マンツーマン着付けレッスンも引き続きご予約受付しております。それぞれご興味湧いた時にお問い合わせください。お会いできる日を楽しみにお待ちしています。

<一級着付け技能士 美容師免許>