こんにちは♪
帯結びの要となる帯締めですが、
締める時の手応えが好きなのは冠組です。
帯締めのタイプは、布地で綿をくるんで紐状にしている丸くげと
糸を組み上げて作る組紐の丸打ち、平打ちに大きくわけられますよね。
最近、着付けの仕事の時に
丸くげが正式なのよね〜?
とお祖母様からたずねられることが何度かありました。
冠婚葬祭の席だから正式にしたいという思いからなのでしよう。
確かに遡れば明治時代の廃刀令前までは、丸くげしが無かった時代があるのです。
刀の使用に必要であった組紐の技術が帯締めとして
使われるようになったという説を知って納得。
丸くげの方が先輩で格上ですか…
昔の着物生活を知っている方はそう思われるのかもしれませんね。
そうお母様から話された記憶が残っているのかもしれませんね。
昔の丸くげは長さが短いものが多く
今の帯締めのような形に纏められないことが多かったり、
糸が弱っていてほつれてしまうなどの
弱点があって扱いにヒヤヒヤしてしまいます。
2種お持ちの場合は丸くげでない方を使わせていただきます。
今の時代、組紐もお色次第では立派に正式なものに
なっていますのでご心配は無用ですもの(^^)
*今日もありがとうございました*