こんにちは。おそのです♪

自分で初めて浴衣やきものを準備して着ようと思った時、

何が必要かしら・・・?と考えますよね。

着るときに、ほんとに無くては困るのは紐ですね。

 

ある時、浴衣を着るお嬢様が持っていらしたのが、

洋裁で使う白いゴム紐一本だけということがありました。

幸い長さが1メートル以上ありましたので2本にカット。

腰紐と胸紐として、充分に役目を果たしてくれました。

着付け用の紐といっても、素材がゴムものから、シルク、モスリン、

ポリエステル、綿と様々あって実際の使用感も人それぞれちがうようです。

私の手元にある紐はこんなかんじです。

IMG_6701

これは、きもの地を継合わせてできた紐です。幅約3㎝。

柄が楽しくて好きですが細いわりに縫い目がちょっとかさ張る感じがあります。

今の出番は仮紐なので短めサイズ。

もっと広幅に作って伊達締めの代わりにしてもいい感じですね〜。

いつか作りたいと思ってます。

私は持っていませんが、手作りで綿入りのふっくらした紐もありますね。

紐が身体に優しくあたるように考えてのことだそうです。

日常着の時代には紐の手作りも当たり前だったのかもしれませんね。

 

IMG_6699

幅は約4㎝。白い方は綿、ピンク色はモスリン。

私が一番使う頻度が高い市販のモスリン紐も幅が約3cm〜6cm位まで色々あります。

モスリンの厚さによってもお値段に違いがあるようです。

通販で長さと幅が同じなのにお安いと思ったら生地が薄いということもありました。

それから当然、縫製の違いもありますね。

 

IMG_6690

左は普通に洋裁のゴムひもで、私は使っていません。

右は伸縮包帯のような素材出できた商品です。

軽く着る時にたまに使います。

ゴムは伸ばして使うと戻る性質ですから

後できつく感じてしまうことがあります。締め加減は慎重に。

 

IMG_6688

こちらは結ばずに金具で固定するベルトタイプで素材はゴム。

ほとんど出番がありません。

なぜかゴム紐とは相性がよくない体格のようです。(^_^;)

胸紐用のコーリンベルトもありましたが、写真撮り忘れ。

IMG_6695

最後に右は、シルクの楊柳。紐は緩みにくいのですが一味違う締め心地。

夏にお勧めらしいですが、私にはよくわかりません。

左はポリエステルなので、ほかの素材より滑りやすい特徴をいかして

仮紐として使うことがおおいですね。

 

その他に着付け仕事のサポート用品として、長さ2㍍ほどのガーゼを

細く折りたたんで紐として使うこともあります。

代用品としての性能は◎

 

いろいろありますが、洋服のランジェリーと同じように自分に馴染む素材で、

適正な使い方ができていれば、そんなに気になる違いではないと感じています。

たかが紐ですが、きものに限らずその使い方には奥深いものがありますよ〜

 

あなたのお気に入りの紐を見つけて、きものを楽しんでくださいね(^_^

 

*今日も最後までおつきあいありがとうございました*

 

この記事を書いた人

黒石直子

たくさんのありがたいご縁をいただき、東京大田区を中心に出張着付け師として活動してまいりましたが、誠に勝手ながら2023年9月よりリピーター様とそのご紹介様に限り着付けのご予約を承らせていただいております。ご理解いただけますようお願い申し上げます。

“心も身体も軽やかに“
古いものを活用して気軽な着物や手仕事、珈琲、抹茶、中国茶、紅茶、薬草茶、を楽しみながら、南久が原の自宅一階レンタルスペースでミニイベント・ワークショップなどで交流を愉しんでいます。お喋り喫茶室きもぷらも不定期開催中。マンツーマン着付けレッスンも引き続きご予約受付しております。それぞれご興味湧いた時にお問い合わせください。お会いできる日を楽しみにお待ちしています。

<一級着付け技能士 美容師免許>